今日も一日　おつかれさまです



人の役にたつこと　人生でこのことほど　崇高で

生きてる事に自信が持てることはない

資本主義経済において　そのことをあからさまに

がんばれるのは　資本をもとに人々に少しでも

喜んでもらえることだという時代が流れている


３−１１以降　そのバベルの塔が　傾きはじめた

人々は　そうした　“欲”の追求に　目が覚め始めている

車・・動けば良い　服・・季節に見合った機能を

果たせれば良い　アクセ・・・とりあえずいい

まず家族を　知人を　友人を　その体で感じ

コミュニケーションを欲した　


食料が必要　舌がとろけるような高級料理ではない

今日の活力を補えるものであればなんでもいい

夜が来た　長い夜　静かな夜に　感じているのは

かつて自分がこのんで　あるいは幼い日にその

存在を自分で確認した　音　音楽があればいい

と感じた

流行や巨費を投じたエンタティメント性の高い

欲を満たすようなものではなく　心に何か力をくれる

ような　音　音楽　・・・・・街の音　子供の声

やさしい風や　おだやかな自然の音　そして

かつて心に響いて来た　誰かが作った音楽


未だ悲しみすら気づけず　途方に暮れている毎日

ゆっくりそれらが心の傷をを手当てする　手を当てて

表現出来ないが　確実に安心を施すような音楽



何かおれにできることは？

おれには歌があった　そして自分がやりたい音楽

の姿がそこに現れた　　これなんだ

人の心を　見つめ続け　そばに寄り添うような

歌　

おれも世の中の役に立つことができる

あとは　俺の心に巣くった”欲望”を俺が自分で

かたずければいい　邪魔な物は整理して

明日から早速　新たに見つけた道を進もうと

思う


みんなの明日が良い一日になりますように
また　あした





中川謙太郎