いろいろ　ある

すぐわかる傷　見えない傷　いたい傷

響く傷　うれしい傷　醜い傷　



どんな傷にも　ドラマがあって　それは

決して他人とは共有できない　と

思っていた


でも　傷の無い人が　いないことにも

気が付くと　完全に共有はできなくても

まるでずらしずらし描く円のように

重なり合う部分が　いろんな色に成る事

を知った


基本的に色は　混ざり合うと何色になるのか

わかってはいる　でも　混ざり合った色

をどうするか　どうしたいかは混ざり合った

人次第　そこが　傷のいいところ


人は強くなる必要がある　

理不尽な世の中　なにがどう降り掛かるか

誰も何にも知らない　だから

人は強くなる必要がある


新しい傷に出会ったら　押忍！！！

挨拶して　遊ぼうと思う　円をかきだぶらせた

部分を　両者で楽しむんだ　好きな色に

塗りつぶそう　好きな色をのせて　

腹一杯遊ぼう　



傷は　人の宝物　自分の傷も　自分以外の傷も

宝物　







中川謙太郎