みなさん、今日も一日、お疲れさまです。

６２年前の今日、今僕が居るこの場所には何が
いたのだろう？猫？犬？それとも民家？草原？
いずれにしても、命があったこと、空気、空
があったことはまちがいなさそう。

それらをあえて、「君」と呼ばせてもらいます。
君がここに居た時起きたことを君に尋ねはしないね。
だってねぇ、君が人間だったなら理解してること
だろうけど、６２年前の今日の前後、この国
の”国を動かすことを任された人達”は、争う事
を選んでしまったんだ。多くの命達、きっと空気
や空も傷つけてたんだと思う。

争うために山を削って、争うために万の神々を無視
して、争うために、もっといえば欲のために、無茶
してたんだね。君には、どう映ったかな？
僕ら人間の姿が。言葉以上の何か強力な伝達方法
を知らないかい？僕ら人間は流されればそっちへ
流れていってしまう生き物らしくて、もしも僕が
その頃、そこに居たとしても流されてる可能性が
大きいんだ。

ねぇ、君、僕個人としては６２年前のような国の
状況には絶対したくないんだ。どう思う、もしも
今後、６２年前のような状況になって、僕が全力
で反対したら、ちからを貸してくれる？
君がもし、ちからを貸してくれるなら僕は、人間
として正しいと思うことを全力でやろうと思うん
だけど？力を貸してくれる？

でないと、君も僕もここにはいられなくなる、末
は、君もいるこの星自体、なくなってしまう可能性
だってあるんだ。だから、そのときは、流れに
身を任さずにまず君と僕とで何が正しくて何が間違い
なのか、じっくり話そうじゃないか。

言葉が使えない？そっか。でも、ぼくは人間。君が
生きている事が君の言葉だと、君を感じることが
君の言葉だと知ってる。争いを、この星を潰す規模
で起こすのは僕ら人間。君がいることで正しいか
正しくないか、わかるんだ。君は居る、居続ける
少なくとも僕の中には。あの争いは君を失うこと
、君を感じられなくなる事。

二度とないとは誰にも言えない、人間には。
でも、僕はいえる。

絶対、戦争はやっちゃだめだと。
君がちからを貸してくれるから。君がここにいるから。
さあ、もう明日がくる。明日もよろしくね、君。


みなさんにとって明日が良い一日でありますように
それでは、またあした。




　　　　　　　　　　　　　謙太郎